はじめに
図書館でふと目にした『作家とお風呂』という本。他にも『作家と山』や『作家と犬』といったシリーズがあり、表現者が日常をどう主観的に切り取り、自分を整えているのかに惹かれました。
「介護と〇〇」。 介護福祉士として8年歩んできた私も、自分自身の「主観」で何かを綴ってみたい。私にとって、その「〇〇」に当てはまるのは「サウナ」でした。
「不機嫌」という最大の罪
介護の仕事は、徹底して「相手」に合わせる仕事です。自分の作業を止めて利用者の歩幅に合わせる。その過程で、心は少しずつ摩耗していきます。
かつて、上司が険しい顔で勤務表を作りながら、ペンを「カンカン」とデスクに叩きつけ、深いため息をついていることがありました。私は些細な確認をしたかったのですが、「今、話しかけてはいけない」と声を飲み込みました。結果として、訪問内容の間違いというミスが起きました。
人は忘れる生き物です。だからこそ、些細な不安をその場で口に出せる「相談しやすい環境」こそが、大きな事故を防ぐ唯一の防波堤になります。誰かの不機嫌がその防波堤を壊してしまうことは、利用者さんを危険に晒す「最大の罪」なのだと痛感しました。
私の聖地、日野町「BIWAKO SAUNA」
私のお気に入りは、滋賀県日野町にある「BIWAKO SAUNA」です。 明治時代の古民家を改装した空間は、どこか「おばあちゃんの家」のような懐かしさと温かさに満ちていて、足を踏み入れた瞬間に心の結び目がほどけていきます。
店主とお話しした際、「『不快』を限界まで取り除きたい」とおっしゃっていたのが印象的でした。その言葉通り、ReFa(リファ)のシャワーヘッドやドライヤーなど、アメニティの一つひとつにまでこだわりが詰まっています。
何より素晴らしいのは、外気浴の椅子の豊富さです。完全にフラットになれるものからクッション性の高いものまで、自分にぴったりの椅子で「身体が溶けていく感覚」に浸ります。
明日のための「ととのい」
最近では、サウナ後に「サミソ(サウナと味噌汁)」や「餃子定食」が楽しめるような改装計画もあると聞き、楽しみで仕方がありません。店主の新たな挑戦は、表現者としての私の刺激にもなっています。
「自分の機嫌は自分で取る」。 サウナで自分を大切にする高揚感を味わうからこそ、私はまた明日、仲間が相談しやすく、利用者さんが安心して過ごせる「上機嫌な自分」で現場に立つことができます。
自分と向き合うことは、介護が上手くなるためのいちばんの近道。 私は今日も、自分を整えに、あの暖簾をくぐります。
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