BIWAKOSAUNAで出会った、予期せぬ「死」
先日、滋賀県日野町にあるBIWAKOSAUNAを訪れた時のことです。
いつものようにサウナで汗を流し、天然の地下水が溢れる水風呂に身を沈めていたその時、僕は自分でも驚くほどはっきりと理解してしまったのです。
「ああ、今、自分は死んでいるんだ」と。
それは恐怖ではなく、静寂と光に包まれた、不思議なほど満たされた感覚でした。なぜサウナで「死」を感じたのか。それには一冊の本との出会いがありました。
ひすいこたろうさんの問いと、掴みきれなかったリアリティ
きっかけは、ひすいこたろうさんの著書『あした死ぬかもよ?』を読んだことでした。
この本には、死を意識することで今を輝かせるための27の質問が並んでいます。冒頭には「5分間、身動きせずに死んだふりをする」というワークがあるのですが、正直に言うと、僕にはそれが難しかった。
頭では理解しようとしても、どこか冷めた自分がいて、「死」という圧倒的なリアリティを掴みきれずにいたのです。平和な日常に慣れすぎた僕にとって、死はまだ遠い空想の出来事でした。

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奇跡の瞬間:眉間に落ちる地下水
ところが、BIWAKOSAUNAの水風呂の中で、その瞬間は偶然訪れました。
耳まで水に浸かり、意識を内側に沈めていた時、ふと思ったのです。
「この蛇口から出る水を、眉間に当ててみたらどうなるだろう?」
行動に移した瞬間、奇跡が起きました。
耳を塞ぐ水の中で、眉間(こめかみ)を叩く水の音だけが脳に直接響く。
冷たさが思考を真っ白に塗り替え、閉じた瞼の裏側には、外からの光がキラキラと透過して揺れている。
水の音、冷たさ、そして光。
それらが一つに混ざり合った瞬間、本のワークでは辿り着けなかった「死の体験」が、身体を突き抜けていきました。自分と世界の境界線が消え、ただ「無」がある。それは、サウナという場所が生んだ、僕だけの最高の整いでした。
「一度死ぬ」からこそ、選べる生き方
明確な「死」を疑似体験したことで、僕の日常は少しずつ変わり始めました。
水風呂から上がり、外気浴で深く息を吸い込むとき。肺を満たす空気の美味しさに、涙が出そうになります。「一度死んだ」僕だからこそ、本が問いかける「今からしようとしていることは、本当に自分にとって必要なことか?」という言葉が、重みを持って響くようになったのです。
ケアワーカーとして命を支える仕事も、風景を切り取る写真も。
後回しにせず、「今」この瞬間に心を込める。そんな当たり前で、一番大切なことに気づかされました。
150年の時を刻む「BIWAKOSAUNA」という場所
この深い体験を支えてくれたBIWAKOSAUNAについて、少し紹介させてください。
ここは築150年以上の古民家を再生した、おばあちゃんの家に帰ってきたような温かい場所です。土間の質感を残した造りや、お香が香る畳の休憩室。そして庭に見える「バベルサウナ」の景色は、一見の価値があります。
店主さんのこだわりは凄まじく、全国のサウナを巡り「あらゆるストレスをなくしたい」と研究を重ねています。外気浴の椅子一つにもその情熱が宿っています。
さらに、令和8年4月9日から始まった新名物「餃子定食(1300円)」は絶品!ニンニク・大葉・日替わりの3種が楽しめ、サウナ後の身体に染み渡ります。オロポを付けても1700円ほど。身も心もお腹も満たされる、最高の楽園です。





↓BIWAKO SAUNAさんのリンク↓
まとめ:サウナと「死」の意外な繋がり
ひすいこたろうさんの『あした死ぬかもよ?』を読んで、まさかサウナとこれほど深い繋がりを感じるとは思ってもみませんでした。
「死」を意識することは、決して怖いことではありません。
それは、今日という一日を、大切な人との時間を、もっと鮮やかに彩るための魔法です。
皆さんもぜひ、BIWAKOSAUNAで「一度死んで、新しく生まれ変わる」体験をしてみてください。
日常が、きっと昨日より美しく見えるはずです。


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