はじめに
みなさん、こんにちは!みきです!
今日は、6月に予定している高校での出前講座に向けて、僕がいま一番大切にしているテーマをお話しします。
それは、「介護上手は恋愛上手」というお話です。
「えっ、介護と恋愛って関係あるの?」と思うかもしれません。でも、実はこの二つ、驚くほど共通点が多い。僕自身の「現場のリアル」を通して、その理由をお伝えします。
相手を振り向かせるための「攻略メモ」
実は僕、この4月に特別養護老人ホームへ転職したばかりです。
最初は環境の違いに戸惑い、名前も性格もわからない利用者さんを前に、「自分に何ができるんだろう」と手探りの日々でした。正直、しんどい時期もありました。
そこで僕は、まず徹底的に「相手を知る」ことから始めました。
ノートを一冊用意し、覚えたての名前の横に、その日感じた特徴をびっしりと書き込んでいったんです。
お部屋の場所や今日着ていた服の色
ふとした時に出る口癖
食事のタイミングや飲み込むリズム
特にこだわったのは、お名前をフルネームで呼ぶこと。配膳のたびに名札を見て、「○○さん、お待たせしました」と声をかけ続けました。
すると三日後、ある利用者様から「あなた、名前は何ていうの?」と聞かれ、僕の名前を伝えると、次からは笑顔で僕を呼んでくれるようになった。
これって、恋愛の初期段階と同じですよね。「まずは相手を知り、自分に興味を持ってもらう(信頼構築)」。この「恋」のような情熱が、すべての始まりなんです。
大切な人の「一生に一度の願い」を形にする
相手を深く知ると、関係は「恋」から「愛」へと変わります。
「自分を好きになってほしい」という気持ちが、「この人の幸せを支えたい」という覚悟に変わる瞬間です。
以前、ガンで余命宣告を受けていたある利用者さんがいました。
「死」を意識する日々の中で、その方が漏らした切実な願い。
「どうしても、故郷に帰りたい」
僕はその想いを受け止め、二人で「故郷への帰郷プラン」を練り上げました。
車で何時間かかるか。
排泄や体調管理に何が必要か。
現地で待つご兄弟にどうやって会うか。
まるで大切な人を一生に一度のデートに誘うように、緻密に、そして真剣に計画を立てました。
残念ながら、実行を前に病状が悪化し、帰郷は叶いませんでした。けれど、最後にその方は僕にこう言ってくださったんです。
「あんたが居てくれたから、もう一度故郷を目指そうと決められたんや。ありがとう」
結果がすべてじゃない。どれだけ「想ったか」が愛。
恋愛でも、たとえデートが雨で中止になったとしても、自分のために必死にプランを考えてくれた相手の存在に救われることがありますよね。
介護も同じです。願いが叶ったかどうか以上に、「誰がどれだけ自分を想って、一緒に歩んでくれたか」という愛の深さが、人を幸せにします。
相手を不安にさせないための情報整理や、一歩先を読む想像力。
そして、どんな時も隣にいるという覚悟。
それこそが、介護職の持つ最高にクリエイティブな「技術」なんです。
もし今、恋に悩み、眠れない夜を過ごしている若者がいたら、僕はこう伝えたい。
「介護の仕事は、人を幸せにするプロを目指す、最高の自分磨きだよ!」
現場には、人生をかけて「愛」を体現してきた大先輩(利用者さん)たちがたくさんいます。彼らから学べることは、一生の財産になります。
このブログを読んでもっと話を聞きたいと思っていただいたのであれば、下のメッセージから送ってください。


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